●「カンヌ国際映画祭 パルム・ドール／審査員特別グランプリ／監督賞／男優賞／女優賞／脚本賞／審査員賞／カメラ・ドール」受賞作

・1946年・第１回 ●パルム・ドール ●男優賞（レイ・ミランド） 【1475】 ○ ビリー・ワイルダー 「失われた週末」 （４５年／米）　（1947/12 パラマウント映画） ★★★★
・1949年・第３回 ●パルム・ドール 【917】 ◎ キャロル・リード （原作：グレアム・グリーン）「第三の男」 （４９年／英）　（1952/09 東和） ★★★★☆
・1953年・第６回 ●パルム・ドール 【917】 ○ アンリ・ジョルジュ・クルーゾー （原作：ジョルジュ・アルノー）「恐怖の報酬」 （５３年／仏）　（1954/07 東和） ★★★★
・1957年・第10回 ●審査員特別賞（審査員特別グランプリ）　　【661】 ◎ アンジェイ・ワイダ （原作：イェジー・ステファン・スタウィニュスキー） 「地下水道」 （５６年／ポーランド）　（1958/01 ＮＣＣ＝日活） ★★★★☆　　　
・1957年・第10回 ●審査員特別賞（審査員特別グランプリ） 【2449】 ○ イングマール・ベルイマン 「第七の封印」 （５７年／スウェーデン）　（1963/11 東和） ★★★★
・1959年・第12回 ●パルム・ドール 　【1246】 ○ マルセル・カミュ 「黒いオルフェ」 （５９年／仏）　（1960/07 東和） ★★★★
・1960年・第13回 ●パルム・ドール 【1089】 ◎ フェデリコ・フェリーニ 「甘い生活」 （５９年／伊）　（1960/09 イタリフィルム） ★★★★☆
・1960年・第13回 ●審査員賞（審査員特別グランプリ） 【1045】 ◎ ミケランジェロ・アントニオーニ 「情事」 （６０年／伊）　（1962/01 イタリフィルム） ★★★★★
・1960年・第13回 ●審査員賞（審査員特別グランプリ） 【2462】 ○ 市川 昆 （原作：谷崎潤一郎） 「鍵」　（1959/06 大映） ★★★☆
・1961年・第14回 ●パルム・ドール 【2164】 ○ アンリ・コルピ （脚本：マルグリット・デュラス／ジェラール・ジャルロ） 「かくも長き不在」 （６１年／仏）　（1964/08 東和） ★★★★
・1961年・第14回 ●審査員特別賞（審査員特別グランプリ） 【2171】 ○ イェジー・カヴァレロヴィッチ （原作：ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ） 「尼僧ヨアンナ」 （６０年／ポーランド）　（1962/04 東和／ＡＴＧ） ★★★★
・1962年・第15回 ●審査員特別賞（審査員特別グランプリ） 【2446】 ○ ミケランジェロ・アントニオーニ 「太陽はひとりぼっち」 （６２年／伊・仏）　（1962/12 日本ヘラルド映画） ★★★★
・1963年・第16回 ●審査員特別賞（審査員特別グランプリ） 【2102】 ○ 小林 正樹 （原作：滝口康彦） 「切腹」　（1962/09 松竹） ★★★★
・1964年・第17回 ●グランプリ（パルム・ドール） 【1085】 ○ ジャック・ドゥミ 「シェルブールの雨傘」 （６４年／仏）　（1964/10 東和） ★★★☆
・1965年・第18回 ●男優賞（テレンス・スタンプ） ●女優賞（サマンサ・エッガー） 【676】 ○ ウィリアム・ワイラー （原作：ジョン・ファウルズ） 「コレクター」 （６５年／英・米）　（1965/08 コロムビア映画） ★★★☆
・1966年・第19回 ●グランプリ（パルム・ドール） 【1088】 ○ クロード・ルルーシュ 「男と女」 （６６年／仏）　（1966/10 ユナイテッド・アーティスツ） ★★★☆
・1967年・第20回 ●グランプリ（パルム・ドール） 【1423】 ◎ ミケランジェロ・アントニオーニ （原作：フリオ・コルタサル） 「欲望」 （６６年／英・伊）　（1967/06 ＭＧＭ） ★★★★☆
・1970年・第23回 ●グランプリ（パルム・ドール） 【1439】 ○ ロバート・アルトマン 「Ｍ★Ａ★Ｓ★Ｈ マッシュ」 （７０年／米）　（1970/07 ２０世紀フォックス） ★★★☆
・1970年・第23回 ●女優賞（オッタビア・ピッコロ） 【655】 ○ マウロ・ポロニーニ （原作：ヴァスコ・プラトリーニ）「わが青春のフロレンス」 （７０年／伊）　（1971/04 日本ヘラルド映画） ★★★☆
・1971年・第24回 ●審査員特別グランプリ 【2836】 ○ ダルトン・トランボ 「ジョニーは戦場に行った」 （７１年／米）　（1973/04 ヘラルド映画） ★★★★
・1972年・第25回 ●審査員特別グランプリ 【3281】 ◎ アンドレイ・タルコフスキー （原作：スタニスワフ・レム） 「惑星ソラリス」 （７２年／ソ連）　（1977/04 日本海映画） ★★★★☆
・1972年・第25回 ●女優賞（スザンナ・ヨーク） 【3294】 ○ ロバート・アルトマン （原作：スザンナ・ヨーク） 「イメージズ」 （７２年／英・アイルランド・米）　（2023/05 コピアポア・フィルム） ★★★☆
・1974年・第27回 ●グランプリ（パルム・ドール） 【2578】 ○ フランシス・フォード・コッポラ 「カンバセーション...盗聴...」 （７４年／米）　（1974/11 パラマウント映画＝ＣＩＣ） ★★★★
・1975年・第28回 ●審査員特別グランプリ 【828】 ○ ヴェルナー・ヘルツォーク 「カスパー・ハウザーの謎」 （７４年／西独）　（1977/01 欧日協会） ★★★☆　　　
・1976年・第29回 ●パルム・ドール 【1099】 ◎ マーティン・スコセッシ 「タクシードライバー」 （７６年／米）　（1976/09 コロムビア映画） ★★★★★
・1979年・第32回 ●パルム・ドール 【2569】 ○ フランシス・フォード・コッポラ （原作：ジョゼフ・コンラッド） 「地獄の黙示録」 （７９年／米）　（1980/02 日本ヘラルド映画） ★★★★
・1979年・第32回 ●パルム・ドール 【1338】 ○ フォルカー・シュレンドルフ （原作：ギュンター・グラス） 「ブリキの太鼓」 （７９年／西独・仏）　（1981/04 フランス映画社） ★★★★
・1980年・第33回 ●パルム・ドール 【3149】 △ 黒澤 明 「影武者」（８０年／日・米）　（1980/04 東宝） ★★★
・1981年・第34回 ●脚本賞（イシュトバン・サボー） 【3089】 ○ イシュトバン・サボー （原作：クラウス・マン） 「メフィスト」 （８１年／西独・ハンガリー）　（1982/04 大映インターナショナル） ★★★☆
・1982年・第35回 ●パルム・ドール 【1809】 ○ ユルマズ・ギュネイ 「路＜みち＞」 （８２年／トルコ・スイス）　（1985/02 フランス映画社） ★★★★
・1982年・第35回 ●監督賞 【2425】 ○ ヴェルナー・ヘルツォーク 「フィツカラルド」 （８２年／西独）　（1983/07 大映インターナショナル） ★★★★
・1983年・第36回 ●パルム・ドール 【1050】 ○ 今村 昌平 （原作：深沢七郎） 「楢山節考」　（1983/04 東映＝今村プロ） ★★★☆
・1983年・第36回 ●創造映画大賞（監督賞） 【1046】 ○ ロベール・ブレッソン （原作：レフ・トルストイ） 「ラルジャン」 （８３年／仏・スイス）　（1986/11 フランス映画社） ★★★★
・1984年・第37回 ●パルム・ドール 【2635】 ○ ヴィム・ヴェンダース 「パリ、テキサス」 （８４年／西独・仏）　（1985/09 フランス映画社） ★★★★
・1984年・第37回 ●監督賞 【2012】 ○ ベルトラン・タヴェルニエ （原作：ピエール・ボスト） 「田舎の日曜日」 （８４年／仏）　（1985/11フランス映画社） ★★★★
・1984年・第37回 ●カメラ・ドール 【1452】 ◎ ジム・ジャームッシュ 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」 （８４年／米・西独）　（1986/04 フランス映画社） ★★★★☆
・1986年・第39回 ●審査員特別グランプリ 【2631】 ○ アンドレイ・タルコフスキー 「サクリファイス」 （８６年／スウェーデン・英・仏）　（1987/04 フランス映画社） ★★★☆
・1986年・第39回 ●監督賞 【1326】 ◎ マーチン・スコセッシ 「アフター・アワーズ」 （８５年／米）　（1986/06 ワーナー・ブラザース） ★★★★☆
・1987年・第40回 ●監督賞 【1499】 △ ヴィム・ヴェンダース 「ベルリン・天使の詩」 （８７年／西独・仏）　（1988/04 フランス映画社） ★★★
・1989年・第42回 ●審査員グランプリ 【2557】 ◎ ジュゼッペ・トルナトーレ 「ニュー・シネマ・パラダイス」 （８８年／伊・仏）　（1989/12 アスミック・エース） ★★★★☆
・1990年・第43回 ●審査員グランプリ 【3291】 ○ 小栗 康平 （原作：島尾敏雄） 「死の棘」 （1990/04 松竹） ★★★☆
・1991年・第44回 ●パルム・ドール ●監督賞 ●男優賞（ジョン・タトゥーロ） 【1779】 ○ ジョエル・コーエン 「バートン・フィンク」 （９１年／米）　（1992/03 ＫＵＺＵＩエンタープライズ） ★★★★
・1991年・第44回 ●審査員グランプリ 【2422】 ○ ジャック・リヴェット （原作：オノレ・ド・バルザック） 「美しき諍い女（いさかいめ）」 （９１年／仏）　（1992/05 コムストック） ★★★★
・1992年・第45回 ●監督賞 ●男優賞（ティム・ロビンス） 【1780】 ○ ロバート・アルトマン 「ザ・プレイヤー」 （９２年／米）　（1993/01 大映） ★★★☆
・1993年・第46回 ●パルム・ドール 【1248】 ◎ 陳凱歌（チェン・カイコー） （原作：李碧華（リー・ビーファー）） 「さらば、わが愛／覇王別姫」 （９３年／香港）　（1994/02 ヘラルド・エース＝日本ヘラルド映画） ★★★★☆
・1993年・第46回 ●カメラ・ドール　 【1521】 ○ トラン・アン・ユン 「青いパパイヤの香り」 （９３年／仏・ベトナム）　（1994/08 デラ・コーポレーション） ★★★☆　　　
・1994年・第47回 ●パルム・ドール 【917】 ○ クエンティン・タランティーノ 「パルプ・フィクション」 （９４年／米）　（1994/10 松竹富士） ★★★★
・1997年・第50回 ●パルム・ドール 【2459】 ○ 今村 昌平 （原作：吉村 昭） 「うなぎ」　（1997/06 日活） ★★★☆ （今村昌平監督は1983年「楢山節考」に次いで２度目のパルムドール受賞）
・1997年・第50回 ●監督賞 【2625】 ◎ ウォン・カーウァイ（王家衛） 「ブエノスアイレス」 （９７年／香港）　（1997/09 プレノンアッシュ） ★★★★☆
・1999年・第52回 ●パルム・ドール ●女優賞（エミリー・ドゥケンヌ） 【2626】 ○ ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ 「ロゼッタ」 （９９年／ベルギー・仏）　（2000/04 ビターズ・エンド） ★★★★
・1999年・第52回 ●脚本賞（アレクサンドル・ソクーロフ） 【3042】 ○ アレクサンドル・ソクーロフ 「モレク神」 （９９年／露・独）　（2001/03 ラピュタ阿佐ヶ谷） ★★★★
・2000年・第53回 ●男優賞（トニー・レオン） 【2428】 ◎ ウォン・カーウァイ（王家衛） 「花様年華」 （００年／香港）　（2001/03 松竹） ★★★★★
・2000年・第53回 ●審査員賞　 【2529】 ○ ロイ・アンダーソン 「散歩する惑星」 （００年／スウェーデン・仏）　（2003/05 ビターズ・エンド） ★★★★
・2002年・第55回 ●男優賞（オリヴィエ・グルメ） 【3019】 ○ ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ 「息子のまなざし」 （０２年／ベルギー・仏）　（2003/12 ビターズ・エンド） ★★★★
・2004年・第57回 ●男優賞（柳楽優弥） 【3179】 ◎ 是枝 裕和 「誰も知らない」　（2004/08 シネカノン） ★★★★☆
・2005年・第58回 ●パルム・ドール 【2621】 ○ ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ 「ある子供」 （０５年／ベルギー・仏）　（2005/12 ビターズ・エンド） ★★★★ （ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ監督監督は1999年「ロゼッタ」に次いで２度目のパルムドール受賞）
・2006年・第59回 ●監督賞 【3022】 ○ アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ （脚本：ギジェルモ・アリアガ） 「バベル」 （０６年／米）　（2007/04 ギャガ・コミュニケーションズ） ★★★☆
・2008年・第61回 ●パルム・ドール 【2622】 ○ ローラン・カンテ （原作：フランソワ・ベゴドー） 「パリ２０区、僕たちのクラス」 （０８年／仏）　（2010/06 東京テアトル） ★★★★
・2009年・第62回 ●脚本賞（梅峰（メイ・フォン）） 【2930】 ○ 婁燁（ロウ・イエ） 「スプリング・フィーバー」 （０９年／香港・中国・仏）　（2010/11 アップリンク） ★★★☆
・2010年・第63回 ●パルム・ドール 【2623】 ○ アピチャッポン・ウィーラセタクン 「ブンミおじさんの森」 （１０年／タイ・英・仏・独・スペイン）　（2011/03 ムヴィオラ） ★★★★
・2011年・第64回 ●グランプリ（審査員特別グランプリ） 【3020】 ○ ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ 「少年と自転車」 （１１年／ベルギー・仏・伊）　（2012/03 ビターズ・エンド） ★★★★
・2013年・第66回 ●審査員賞 【2161】 ○ 是枝 裕和 「そして父になる」　（2013/09 ギャガ） ★★★★
・2015年・第68回 ●監督賞 【2634】 △ 侯孝賢（ホウ・シャオシェン） （原作：裴鉶） 「黒衣の刺客」 （１５年／台湾・中国・香港）　（2015/09 松竹メディア事業部） ★★★
・2017年・第70回 ●女優賞（イアン・クルーガー） 【2640】 ○ ファティ・アキン 「女は二度決断する」 （１７年／独）　（2018/05 ビターズ・エンド） ★★★☆
・2018年・第71回 ●パルム・ドール 【2161】 ◎ 是枝 裕和 「万引き家族」　（2018/06 ギャガ） ★★★★☆
・2021年・第74回 ●脚本賞（濱口竜介／大江崇允） 【3128】 ◎ 濱口 竜介 （原作：村上春樹） 「ドライブ・マイ・カー」　（2021/08 ビターズ・エンド） ★★★★☆
・2023年・第76回 ●男優賞（役所広司） 【3300】 ◎ ヴィム・ヴェンダース 「ＰＥＲＦＥＣＴ ＤＡＹＳ」 （２３年／日・独）　（2023/12 ビターズ・エンド） ★★★★☆