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日本と違いすぎるが、自身のマインドセットや日常の行動を変えるヒントもかなりある。


『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか (PHPビジネス新書) 』['23年]
本書は、2009年末にデンマーク移住後、13年以上にわたってテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ウェブ等からデンマークの現地情報を発信するデンマーク文化研究家の著者が、なぜデンマーク人は労働時間が日本よりも短いのに、時間当たりの生産性は日本よりはるかに高いのかを、多くのデンマーク人へのインタビューなどを通して探った本です。
第1章では、デンマークが2022年に国際競争力ランキングで世界ナンバーワンに選ばれ、世界から注目を浴び、中でも「ビジネス効率性」において4年連続首位であったその背景には、時代の変化への対応力があったとし、デンマーク人には、時代をリードする「先見の明」あるとしています。一方で、デンマークは「ワークライフバランス先進国」でもあり、デンマーク人は「家族と一緒に夕食を食べる」ことから始めるとしています。
第2章は、「時間」をテーマにしています。デンマーク人に人生で大切なののは何かを問うと、「楽しむこと」「新しい人に出会うこと」「自分自身が健康でいること」といった答えが返ってくるそうです。デンマーク人は、優先順位の低いものはバッサリ切って、時間を意識的に使い、「仕事は午後4時に終了し、その後はフリータイム」が大前提なのだとしています。
金曜日は早めの帰宅がOKで、上司は部下が先に帰っても気にしない、会議をする際はアジェンダと終了時刻を設定して延長はしない、時間的に「ムリしない、ムリさせない」を意識するとしています。仕事ばかりしていると、パートナーから別れを切り出されてしまうので、プライべートライフを守る「覚悟」を決めているとのことです。
また、職場がユルい(カジュアルである)ことがクリエイティブなアイデアが生むことにつながり、それが生産性の向上につながると。さらに、休むからこそ、情熱がキープできているとし、長期休暇の取得は当たり前で、夏休み中はメールを「自動応答」にしているとのことです。
第3章は、「人間関係」をテーマにしています。仕事において、マイクロマネジメントはNGとされ、部下を信じて任せるマクロマネジメントにより、上司も部下も楽になって「タイパ」が実現できているとしています。また、上下関係のないフラットな職場で、部下がやりやすい方法で仕事をさせるようにしているとしています。
部下の意見を聞いて、組織改善に活かす風土があり、部下が働きやすい環境づくりを最優先し、部下との間に「ムリしない、ムリさせない」コミュニケーションを保つことで、「最強のチーム」が自然と生まれるとしています。
第4章では、デンマーク人の「仕事観・キャリア観」について見ています。プライベートライフを第一優先とするデンマーク人にとって、仕事とは何かをインタビューから探ると、仕事は「自己成長」のためのものであり、あるいは自身の「アイデンティティ」であり、さらには「意味」を求めるものであるとのことです。仕事に求める「意味」には、「社会的意義」と「自分にとっての意味」があるとしています。
そのため、デンマーク人は「転職」をポジティブに捉えており、デンマークは、社会のリソースを最大限に活かすための「適材適所のマッチング」が比較的上手くいっている国であるとして、本書を締め括っています。
「世界一ゆるい、だけどすごい働き方」とキャッチにありますが、何から何まで日本人や日本の職場と異なるため、「組織風土の違い」で片づけてしまう読者もいるかもしれません。しかしながら、上司学として読める部分や、自身のマインドセットや日常の行動を変えるヒントになる部分もかなりあり、そのつもりで読まれると得るものもあって良いと思います。
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NHKスペシャルの「シリーズ日本新生」の先月['12年1月]21日放送分で、「危機の時代のリーダー」をテーマとして取り上げ、この日本という国の難局を打開できるリーダーを生むためには何が必要なのかという議論がされていました。番組のおおまかな落とし処が、強いリーダーの出現を受け身的に待つのではなく、一人ひとりが先ず自ら"小さなリーダー"となるべく一歩を踏み出そう的な感じで、これは、東日本大震災で被災住民の支援にあたるNPOボランティアの印象などがある程度影響しているのではないかと。
主演者の面々に、姜尚中、田坂広志、古賀茂明の各氏らがいて、途中、日本の官僚と政治家の関係の問題が話題になったりし、現在の一律的な教育の問題も若干扱っていましたが、ややモヤっとした感じの議論の展開。デーブ・スペクター氏が受験教育の弊害にストレートに言及すると、それはその場で言っても詮無いことと思われたのか(パネリストの中に若手官僚などもいたせいか)、司会者には無視されたような...。






因みに、「ファインディング・ニモ」('03年)の制作の際に、ピクサーの美術部門のメンバーは、クジラの中にニモが呑みこまれるシーンを描くために、海岸に打ち上げられたクジラの死体を見に出かけたとのこと、ピクサーのデザイナー達は、アニメの映像世界の細部にジョブズ以上のこだわりを持っていたわけです。
更に、ジョブズとビル・ゲイツの間の様々な交渉についても、ジョブズが犯した過ちを鋭く検証していて、いかにジョブズが失ったものが大きかったかということが理解でき、Windowsのユーザーインターフェイスがその典型ですが、ある意味オリジナルはMacであり、普通ならばマイクロソフトではなくアップルがコンピュータ産業の覇者となり、ジョブズが世界一の億万長者の地位にいてもおかしくなかったことを示唆しているのも頷けました。
「ファインディング・ニモ」●原題:FINDING NEMO●制作年:2003年●制作国:アメリカ●監督:アンドリュー・スタントン/リー・アンクリッチ●製作:グラハム・ウォルターズ(製作総指揮:ジョン・ラセター)●脚本:アンドリュー・スタントン/ボブ・ピーターソン/デヴィッド・レイノルズ● 音楽:トーマス・ニューマン/ロビー・ウィリアムズ●時間:100分●出演:アルバート・ブルックス/エレン・デジェネレス/アレクサンダー・グールド/ウィレム・デフォー/オースティン・ペンドルトン/ブラッド・ギャレット/アリソン・ジャニー●日本公開:2003/12●配

渋谷東急 2003年7月12日、同年6月の渋谷東急文化会館の閉館に伴い、直営映画館(「渋谷パンテオン」「渋谷東急」「渋谷東急2」「渋谷東急3」)の代替館として渋谷クロスタワー2Fにオープン。2013年5月23日閉館。






まず典型的な採用のプロセスを概観したうえで、会社側の意図や重視する部分を説明し、更に、「コミュニケーション力」とは何か、「行動力」とは何かについて掘り下げて解説されています。



