【671】 ○ マイケル・クライトン (酒井昭伸:訳) 『ジュラシック・パーク (上・下)』 (1991/06 早川書房) ★★★★ (△ スティーヴン・スピルバーグ 「ジュラシック・パーク」 (93年/米) (1993/07 UNI) ★★★/○ スティーヴン・スピルバーグ 「激突!」 (71年/米) (1973/01 CIC) ★★★☆)

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前半部分はサスペンス。映画には無いジリジリさせる小出し感が良かった。

ジュラシック・パーク (上).jpgジュラシック・パーク (下).jpgジュラシック・パーク 上.jpg ジュラシック・パーク下.jpg ジュラシック・パーク.jpg  激突!.jpg 『激突!』(1971) 1.jpg 激突1.jpg
『ジュラシック・パーク (上・下)』['96年]『ジュラシック・パーク〈上〉〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)』 「ジュラシック・パーク [DVD]」/「激突!スペシャル・エディション [DVD]

ジュラシック・パーク 上下.jpgmichael crichton jurassic park.jpg 1990年に発表されたマイクル・クライトン(Michael Crichton、1942-2008)の『ジュラシック・パーク』(Jurassic Park)は、映画('93年)で見るより先に原作を読みましたが、原作の方が面白かったと思います。

 まず、原作はかなりSF小説っぽく、例えばカオス理論の話が数学者によって詳しく述べられていますが、映画では「蝶のはばたき効果」(北京で蝶がはばたくとニューヨークで嵐が起きるというやつ)程度の話ぐらいしか出てきません。しかしそれよりも映画を見てエッと思ったのは、原作のサスペンス・タッチが、映画ではかなりそぎ落とされてしまっていることです。

 特に前半部分、浜辺で遊んでいた子どもの失踪など、不審な出来事が断続的に続き(この部分は映画化を想定してか、非常に映像的に書かれている感じがした)、「何かあるな」と読者に思わせるものの、事実の全体が読者にもなかなか見えてこない"ジリジリ感"と言うか"小出し感"のようなものが、いやがおうにもサスペンス気分を盛り上げます。

「激突!」パンフレット/チラシ
激突 パンフレット.jpg激突!チラシ.jpg『激突!』(1971) 2.jpg スティーヴン・スピルバーグが監督するということで、大いに期待していたのですが...。

スティーブン・スピルバーグ5Q.jpg スピルバーグ監督には、TV版の「刑事コロンボ(第3話)/構想の死角」 ('71年)や、これも元々テレビ映画として作られた「激突!」('72年、原題はDuel=決闘)という初期作品があります。原作・脚本ともSF・ホラー作家のリチャード・マシスン(1926-2013)であり、監督はオーディションで選考され、スピルバーグは応募者の1人であり、プレゼンにおいて「刑事コロンボ/構想の死角」で自己アピールしたそうです。

激突.jpg激突!-17.jpg 「激突!」は、デニス・ウィーヴァー(TVシリーズ「警部マクロード」(1970-77、日本放映1974(テレビ朝日)、1975-77(NHK)に主演)が演じる一般ドラーバーが、ハイウェイで前方の大型トラックに対してパッシングをしただけで、その大型トラックにずっと追い回されるという極めて単純なストーリーにも関わらず、追ってくる運転手の顔が最後まで見えないため、トッラクが人格を持っているように見えるのが非常に怖かったのです。

JAWS/ジョーズ1.bmpJAWS/ジョーズ2.bmpJAWS/ジョーズ3.bmp 「激突!」における対象がなかなか見えてこない恐怖(不安)は、「JAWS/ジョーズ」('75年)でも効果的に生かされていたように思います。

JAWS/ジョーズ5.bmpJAWS/ジョーズ4.bmp 「ジョーズ」は人間ドラマとしてもよく出来ているように思いました。但し、ピーター・ベンチュリー(1946-2006)の原作自体はたいしたことはないと思われ、この作家の映画「ザ・ディープ」('77年)の原作『ザ・ディープ』も読みましたが、通俗作家であるという印象を受けました(英語で読んだのだが多分にポルノグラフィ調。だから英語で読めたかもしれないが)。

ザ・ディープ1977★★.jpg その『ザ・ディープ』はピーター・イェーツ監督(「ジョンとメリー」('69年))、ロバート・ショウ(「007 ロシアより愛をこめて」('63年)、「ジョーズ」('75年))、ジャクリーン・ビセット(「大空港」('70年)、「料理長殿、ご用心」('78年))主演で1977年に映画化されましたが、本国でそこそこヒットしたので日本でも大作扱いで公開されたけれども、本邦ではあまり奮わなかったように思います。今観るならば基本的にB級映画として愉しむことになるのでは(お宝探し映画なので元からB級映画だったと言えなくもないが)。ジャクリーン・ビセットのファンにはいい映画なのだろうなあ。実際、ファンの間ではリバイバルブームになっているようです。
ジャクリーン・ビセット in「ザ・ディープ」('77年)

ザ・ビースト~巨大イカの逆襲~【日本語吹替版】 [VHS]
ザ・ビースト~巨大イカの逆襲.jpgビースト/巨大イカの大逆襲10.jpg さらに、ピーター・ベンチュリー原作の映像化作品では、「ビースト」('96年/米)という4時間(実質180分)のTVムービーがあり、それを113分にした短縮版が1996年に「ビースト/巨大イカの大逆襲」というタイトルで日曜洋画劇場で放映され、さらに1999年に「ザ・ビースト/巨大イカの逆襲」というタイトルでビデオ化されましたが、タイトルから分かるようにイカが人間を襲う生き物パニック映画です(淀川長治は「タコのギャング映画(タコが襲ってくる映画)はあったんですねぇ(「テンタクルズ」('77年/伊・米)のことか)、でもイカは初めてなんですね」と言っていたが、セシル・B・デミルが製作・監督、日本でも公開された「絶海の嵐」('42年/米)には全長18mの大イカが登場したりするなどしている(因みクラーケン2.pngクラーケン.jpgに、北欧に伝わる「海の怪物」クラーケンの基になった生き物は大ダコ説とダイオウイカ説が有力なようだ)。おそらくメインにイカを据えたのは初めてということだろう。淀川長治も「イカが主役になったのは初めて」と言い換えている)。「ジョーズ」におけるサメをイカに置き換えたような感じですが、短縮版を観てもかったるい印象でした。そもそも、「母イカ」が人間に捕らえられた「子イカ」を助けに来る(死骸を取り返しに来る)という、頭足類であるイカに人間並みの母性愛を設定したところに無理がありました。

 こうしてみると、スピルバーグは必ずしも作家の力量や作品のレベルを買って原作を選んでいるわけではなく、スピルバーグにとって原作はあくまで着想のきっかけであって、そこから自分なりのイメージを膨らませ、監督のオリジナル作品にしていくタイプなのかも。しかも、そのことによって原作を大きく超えることがあるという点において、ヒッチコックや黒澤明とレベル的には拮抗しているのかもしれません(「ジョーズ」は原作を超えているが、「ジュラシック・パーク」は原作の絶妙な"小出し感"が減殺されてしまっているように思った)。

未知との遭遇4.bmp「未知との遭遇」(1977年)3.jpg 更に、"小出し感"ということで言えば、「未知との遭遇」('77年)などはその最たるもので、最後フタを開けてみれば、大掛かりな割には他愛も無い結末という気もしなくもありませんが、やはり、途中の"引っ張り方"は巧みだなあと(因みに、この映画でUFOとコンタクト出来る人を"選民"のように描いているが、それがスピルバーグがユダヤ系であることと結びつくのかどうかは自分には分からない)。 

E.T..jpg 「未知との遭遇」の"小出し感"は「E.T.」('82年)にも引き継がれていたように思います。E.T.がまず兄妹の妹に認知され、次に兄に、そして友人達に、更に家族にその存在を認知され、最後は国家が出向いて...と段階を踏んでいました。脚本のメリッサ・マティソンはハリソン・フォードの恋人で、「レイダース」のロケで知り合ったスピルバーグ監督から原案を話され、感動して脚本を引き受けたそうです。本作品のテーマはスピルバーグ自らが経験した「両親の離婚」であり、SFは表面的な要素に過ぎないと監督自身が述べています(こうなってくると、「未知との遭遇」もユダヤ系としての彼の出自と関係してくるのか?)。

「ジュラシック・パーク」(93年).jpg このマイケル・クライトンの『ジュラシック・パーク』の原作を読んで、この"小出し感"は、スピルバーグが映画化するのに相応しい作品だと思いました。ところが、実際に映画化された「ジュラシック・パーク」('93年)を観てみると、原作と違ってあまりにもあっさりと恐竜たちにお目にかかれたため拍子抜けしました。

JURASSIC PARK.jpg CG(コンピュータ・グラフィックス)の魅力に抗しきれなかったスピルバーグ、監督の意向を受け容れざるを得なかったマイケル・クライトンといったところでしょうか(マイケル・クライトンも脚本に参加しているのだが)。これではサスペンス気分も何もあったものではないと...。「E.T.」の方がまだ、着ぐるみなどを使って"手作り感"があって、それが良かったのではないかなあ。

 登場人物は映画とほぼ同じでも、キャラクターの描き方が異なっていたり(映画化に際して単純な善玉悪玉に振り分けられてしまった?)、映画でカットされた原作の挿話(翼竜の飼育ドームのことなど)が、映画続編の「ロストワールド」('97年)「ジュラシック・パークⅢ」('01年)に分散して挿入されていたりもし、その分本書は、映画を既に見た人にも楽しめる内容だと思います。

Er.jpgER 緊急救命室.jpgマイケル・クライトン2.jpg マイクル・クライトン自身は、小説だけでなく、直接映画などの脚本や監督も手掛けていて、映画では「大列車強盗」('79年/米)などの監督・脚本作品があり、また、テレビドラマシリーズ「ER緊急救命室」の脚本、製作総指揮に携わったことでも知られています(彼自身ハーバード・メディカルスクールの出身)。

 「ER緊急救命室」は個人的にはファーストシーズンから観続けているかなり好きなドラマなのですが、カメラーワークに特徴のあるドラマでもあります。この小説(『ジュラシック・パーク』)も映画作品のノベライゼーションではなくあくまでも小説なのですが、非常に視覚的に描かれていて、場面転換なども映画のカット割りと似たものを感じ、このまま脚本として使えそうな気がしました(でも、実際には映画はその通りにはなってはいないことからすると、スピルバーグは自分自身の"監督"オリジナルにこだわったとみるべきか?)。

michael crichton jurassic park2.jpg「ジュラシック・パーク」●原題:JURASSIC PARK●制作年:1993年●制ジュラシックパーク  s.jpg作国:アメリカ●監督:スティーヴン・スピルバーグ●脚本:マイケル・クライトンほか●音楽:ジョン・ウィリアムズ●原作:マイケル・クライトン●時間:127分●出演:サム・ニール/ローラ・ダーン/ジェフ・ゴールドブラム/リチャード・アッテンボロー/ウェイン・ナイト/マーティン・フェレロ/サミュエル・L・ジャクソン/ボブ・ペック/アリアナ・リチャーズ/ジョゼフ・マゼロ●日本公開:1993/07●配給:UNI(ユニバーサル・ピクチャーズ)●最初に観た場所:有楽町・日本劇場 (93-09-12) (評価★★★)

激突1.jpg激突!ポスター.jpg「激突!」●原題:DUEL●制作年:1971年●制作国:アメリカ●監督:ス「激突!」7.jpgティーヴン・スピルバーグ●製作:ジョージ・エクスタイン●脚本:リチャード マシスン●撮影:ジャック・A・マータ ●音楽:ビリー・ゴールデンバーグ/●原作:リチャード マシスン●時間:90分●出演:デニス・ウィーヴァー警部マクロードes.jpgジャクリーン・スコット/デヴィッド・マン/キャリー・ロフティン/アレクサンダー・ロックウッド/警部マクロード.jpgエディ・ファイアストーン/ルシル・ベンソン●日本公開:1973/01●配給:CIC (評価★★★☆) 

「警部マクロード」McCloud (NBC 1970~1977) ○日本での放映チャネル:テレビ朝日(1974)/NHK(1975~1977)

 
ジョーズ.jpgJaws - Movie.jpg「JAWS/ジョーズ」●原題:JAWS●制作年:1975年●制作国:アメリカ●監督:スティーヴン・スピルバーグ●製作:デイヴィッド・ブラウン/リチャード・D・ザナック●脚本:JAWS/ジョーズes.jpgピーター・ベンチュリー/カール・ゴッドリーブ●撮影:ビル・バトラー●音楽:ジョン・ウィリアムズ●原作:ピーター・ベンチュリー●時間:124分●出演:ロイ・シャイダー/ロバート・ショウ/リチャード・ドレイファス/カール・ゴットリーブ/マーレイ・ハミルトン/ジェフリー・クレイマー/スーザン・バックリーニ/ジョナサン・フィレイ/クリス・レベロ/ジェイ・メロ●日本公開:1975/12●配給:CIC●最初に観た場新宿ローヤル 地図.jpg新宿ローヤル.jpg新宿ローヤル劇場 88年11月閉館 .jpg所:新宿ローヤル(82-12-28) (評価★★★★)

新宿ローヤル劇場(丸井新宿店裏手)1955年「サンニュース」オープン、1956年11月~ローヤル劇場、1988年11月28日閉館[モノクロ写真:高野進 『想い出の映画館』('04年/冬青社)/カラー写真:「フォト蔵」より]

ザ・ディープ [DVD].jpgthe deep 1977.jpg「ザ・ディープ」●原題:THE DEEP●制作年:1977年●制作国:アメリカ●監督:ピーター・イェーツ●製作:ピーター・グーバー●脚本:ピーター・ベンチリー/トレイシー・キーナン・ウィン●撮影:クリストファー・チャリス●音楽:ジョン・バリー(主題歌:ドナ・サマー「Down Deep Inside」)●原作:ピーター・ベンチュリー●時間:123分●出演:ロバート・ショウ/ジャクリーン・ビセット/ニック・ノルティ/ルイス・ゴセット・ジュニアイーライ・ウォラック/ロバート・テシア/ディック・アンソニー・ウィリアムズ●日本公開:1977/07●配給: コロムビア映画(評価★★☆)
ザ・ディープ [DVD]

ザ・ビースト 完全版 [DVD]
ザ・ビースト 完全版 [DVD].jpg「ザ・ビースト/巨大イカの逆襲(ビースト/巨大イカの大逆襲)」●原題:THE BEAST●制作年:1996年●制作国:アメリカ●監督:ジェフ・ブレックナー●製作:タナ・ニュージェント●脚本:ジェフ・ブレックナー/J・B・ホビースト/巨大イカの大逆襲l2.jpgワイト/クレイグ・D・リード●撮影:ジェフ・バートン●音楽:ドン・デイヴィス●原作:ピーター・ベンチュリー「ビースト」●時間:133分●出演:ウィリアム・ピーターセン/ラリー・ドレイク/カレン・サイラス/チャールズ・マーティン・スミス/ロナルド・ガットマン/ミッシー・クライダー/スターリング・メイサー・Jr/デニス・アーント/ブルース・アレキサンダー/アンジー・ミリケン/マーレイ・バートレット●テレビ映画:1996/12 テレビ朝日(評価★★☆)

Close Encounters.jpg未知との遭遇-特別編.jpgClose Encounters of the Third Kind (1977).jpg「未知との遭遇 〈特別編〉」●原題:THE SPECIAL EDITION CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND●制作年:1980年 (オリジナル1977年)●制作国:アメリカ●監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ●製作:ジュリア・フィリップス/マイケル・フィリップス●撮影:ヴィルモス・ジグモンド●音楽:ジョン・ウィリアムズ●時間:133分●出演:リチャード・ドレイファス/フランソワ・トリュフォー/テリー・ガー/メリンダ・ディロン/ボブ・バラバン/ケイリー・ガフィー/ランス・ヘンリクセン/ケイリー・ガフィー/ジャスティン・ドレイファス/新宿ミラノ座内2.jpg新宿ミラノ座 1959.jpgメリル・コナリー/J・パトリック・マクナマラ/ウォーレン・J・ケマーリング/ジョージ・ディセンツォ/メアリー・ギャフリー/ロバーツ・ブロッサム●日本公開:1980/10 (オリジナル1978/02)●配給:コロムビア映画●最初に観た場所:新宿ミラノ座(81-02-16) (評価★★★)  [上写真:「新宿ミラノ座」オープン当初 (1959年)]
ミラノ座 1983年.jpg新宿ミラノ.jpg新宿ミラノ座 内部.jpg新宿ミラノ座 1956年12月、歌舞伎町「東急文化会館(後に「東急ミラノビル」)」1Fにオープン(1,288席)、2006年6月1日~「新宿ミラノ1」(1,064席) 2014(平成26)年12月31日閉館。 (閉館時、都内最大席数の劇場だったが、閉館により「TOHOシネマズ日劇・スクリーン1」(948席)が都内最大席数に)

新宿東急ミラノビル4館(シネマミラノ・ミラノ座・新宿東急・シネマスクエアとうきゅう)2005年8月
新宿ミラノ会館4館 20051.08.jpg

poster for 'E.T. the Extra-Terrestrial' by Dan McCarthy     「E.T. スペシャル・エディション [DVD]
dan-mccarthy-ET-poster.jpgE.T.dvd.jpg「E.T.」●原題:E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL●制作年:1982年●制作国:アメリカ●監督:スティーヴン・スピルバーグ●製作:スティーヴン・スピルバーグ/キャスリーン・ケネディ●脚本:メリッサ・マシスン●撮影:アレン・ダヴィオー●音楽:ジョン・ウィリアムズ●時間:115分(20周年記念特別版120分)●出演:ヘンリー・トーマス/ドリュー・バリモア/ピーター・コヨーテ/ディー・ウォレス/ロバート・マクノートン/ケイ・シー・マーテル/ショーン・フライ/トム・ハウエル●日本公開:1982/12●配給:ユニヴァーサル=CIC ●最初に観た場所:池袋東急(82-12-04)●2回池袋東急が62年の歴史に幕!.jpg3池袋東急.png「池袋東急」(明治通り沿い).jpg目:渋谷パンテオン (82-12-18) (評価★★★★)
池袋東急 1949年9月「池袋東洋映画劇」としてオープン。1988(昭和63)年4月、明治通り沿いビッグカメラ本店隣り「池袋とうきゅうビル」7Fに再オープン。2011(平成23)年12月25日閉館。
「池袋東急が62年の歴史に幕!12/25で閉館へ」(「池袋ブログ」2011/12/13)

ER 緊急救命室2.jpger season1.jpg「ER 緊急救命室」ER (NBC 1994~2009) ○日本での放映チャネル:NHK-BS2(1996~2011)/スーパー!ドラマTV

 【1993年文庫化[ハヤカワ文庫NV(上・下)]】

《読書MEMO》
70年代前半の主要パニック映画の個人的評価
・「大空港」('71年/米)ジョージ・シートン監督(原作:アーサー・ヘイリー)★★★☆
・「激突!」('71年/米)スティーヴン・スピルバーグ(原作:リチャード・マシスン)★★★☆
・「ポセイドン・アドベンチャー」('72年/米)ロナルド・ニーム監督(原作:ポール・ギャリコ)★★★☆
・「タワーリング・インフェルノ」('74年/米)ジョン・ギラーミン監督(原作:リチャード・M・スターン)★★★☆
・「JAWS/ジョーズ」('75年/米)スティーヴン・スピルバーグ監督(原作:ピーター・ベンチュリー)★★★★

マイケル・クライトン.bmpマイケル・クライトン(1942-2008/66歳没)『アンドロメダ病原体』『大列車強盗』『ジュラシック・パーク』『ディスクロージャー

ピーター・ベンチュリー.jpgピーター・ベンチュリー(1940-2006/65歳没)『ジョーズ』『ザ・ディープ』『アイランド 』『ビースト

リチャード・マシスン.jpgリチャード マシスン(1926-2013/87歳没)『吸血鬼(アイ・アム・レジェンド)』『激突!


2 Comments

マイケル・クライトン(米作家) 2008年11月4日、癌のためロサンゼルスの病院で死去(66歳)。

リチャード・マシスン(米SF・ホラー作家) 2013年6月23日、、ロサンゼルスで死去 (87歳)。

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