【1494】 ○ 小津 安二郎 (原作:伏見 晁)「学生ロマンス 若き日」 (1929/04 松竹蒲田) ★★★☆ (× 馬場 康夫 「私をスキーに連れてって」 (1987/11 東宝) ★★/× 馬場 康夫 「彼女が水着にきがえたら」 (1989/06 東宝) ★★)

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昭和初期の軟派系早大生を描いた、小津版「私をスキーに連れてって」。

学生ロマンス 若き日 vhs2.jpgGakusei romansu Wakaki hi (1929).jpg 私をスキーに連れてって.jpg
Gakusei romansu: Wakaki hi (1929)私をスキーに連れてって [DVD]
学生ロマンス 若き日 [VHS]

 大学の同級生仲間の渡辺(結城一郎)と山本(斎藤達雄)は、憧れのマドンナ千恵子(松井潤子)がスキーに行ったのを知り、彼女の後を追いかけて妙高高原・赤倉に行き、恋の争奪戦を繰り広げていくが―。

「学生ロマンス 若き日」.bmp 1929(昭和4)年公開の小津安二郎監督の第8作にして初の長編作品。小津安二郎の監督作品は記録映画も含めると全部で54作ありますが、その内の現存する37作品の中ではこれが最初期の作品で、個人的には今回が初見。本来はBGMも無い「完全サイレント」作品ですが、神保町シアターで、エレクトーン奏者・柳下美恵氏の伴奏により鑑賞しました。

 陽気でお調子者の渡辺と、生真面目だがちょっと抜けている山本のコンビが妙。もともと2人が千恵子と知り合ったのは、渡辺が下宿に「貸間あり」の張り紙をし、男が訪ねてきたら「残念でした。今日、僕が入居しました」と言って追い払い、美女が訪ねてきたら一旦部屋を引き払って、後で忘れ物をしたと言って部屋に上がり込んで、その女性と親しくなるという戦略によるものです。

学生ロマンス 若き日5.jpg そうして知り合った千恵子が赤倉にスキーに行くことを知った2人ですが、渡辺には仕送りが来ず、山本は財布を落としたために共にその資金が無く、山本の下宿に転がり込んだ渡辺が、山本に「上を向け」と言って、その間に山本の部屋の書籍や家財道具をかき集め、それを質屋に持っていき"軍資金"を作る下りは、渡辺の部屋にポスターが貼ってあったフランク・ボーゼージ監督の1927年映画「第七天国」の、掃除夫の主人公が自分はもっと偉くな「学生ロマンス 若き日」第七天国」.jpgるのだという前向きな気持ちを表した「上を向け」という台詞のパロディで、主人公が自分の住む部屋を「第七天国」と称した「七」に「質」を懸けています(柳下美恵氏の解説による)。このように、小津安二郎監督の初期サイレント映画には必ずといっていいほどモダンな洋画ポスターが出てきます。本作ではその「第七天国」のポスターが、元の下宿でも引っ越し先の下宿でも映っています。

学生ロマンス 若き日.jpg 渡辺と山本がゲレンデで千恵子を巡って恋の鞘当を繰り広げる場面は、随所にスラップスティックなノリが感じられ、山本が渡辺にスキー板を流され取りに行く間に、渡辺と千恵子が仲好く語らう場面など、チャップリン映画さながら(この作品に多分に影響を与えていると思われるキートンの「カレッジ・ライフ」(1927)ほどまではいかないが)。

Gakusei romansu Wakaki hi 1.jpg ストーリーの方は、実は、千恵子は、母親(飯田蝶子)と共にお見合いをするためにスキー場に来ていたのであり、見合いの相手は、渡辺らの同級生(日守新一)だったという皮肉な展開に(それでも諦めない渡辺なのだが...)。

 2人がスキー場を後にし、乗った列車の中で、スキーに出かける前に受けた期末試験の担当教授に会い(何で教授がこの列車に乗っている?)、テストの点数を教えてもらったところ、それぞれ45点と37点で、「君たち、スキーをしている場合じゃないだろ」。渡辺は落第、同級生と千恵子の見合いはうまくいったようで、常人ならばがっくりくるところですが、下宿に戻ってから落ち込んでいるのは山本の方で、渡辺は、「俺がもっとシャン(美人)を捜してやるから」と明るく前向き。再び「貸間あり」の張り紙をしたためる図々しさ(今度は山本の部屋なんだよなあ。結城一郎は、いけしゃあしゃあとした主人公を好演)。

 思ったよりゲレンデ・シーンが多く、小津安二郎版「私をスキーに連れてって」('87年/東宝)といったところでしょうか。スキー部の学生の一人として出演した笠智衆(当時25歳)の回想録によると、スキー初心者のままロケ地に入ったが、1週間の撮影が終わって帰る頃にはスキーの腕前も上達し、駅まで滑って帰ったとのことです(『小津安二郎先生の思い出』(朝日文庫))。
笠智衆(当時25歳)

私をスキーに連れてって 1.jpg 「私をスキーに連れてって」の方の舞台は奥志賀のゲレンデ。主人公(原田知世)が恋人へのプレゼントを届けるために横手山から万座へ夜中にスキーで山越えをするといった話だったと思いますが、あまりに現実離れしたストーリーで、しかも出演者の演技はみんな下手(もう一人の主演の三上博史は、最初に脚本を読んだ時、あまりのバカバカしさにゴミ箱に捨てたというから、最初からモチベーション低かった? そんな演技にOK出しする作り手の方に問題があるのだろうが)。ユーミンの挿入歌「恋人はサンタクロース」くらいしか印象に残らなかった作品ですが、「見栄講座」のホイチョイ・プロダクションの映画だから、ストーリーや演出よりも、バブル景気に湧いていた当時の「猫も杓子もゲレンデへ」といった世相を映し出すことが主眼の作品だった言えなくも無く、その目的は果たしたか?

彼女が水着にきがえたら10.jpg ホイチョイ・プロダクションはその後"青春ムービー"第2弾として、東京アーバン・マリンリゾートを舞台に、海底に眠る財宝を追う女性ダイバー(原田知世)とヨット乗りの青年(織田裕二、当時は殆ど無名の"ほぼ新人"だった)との恋と冒険を描いた「彼女が水着にきがえたら」('89年/東宝)も製作。「私をスキーに連れって」と同じく、馬場康夫・監督、一色伸幸・脚本で、音楽はユーミンからサザン・オールスターズへ。「渋谷宝塚劇場」の映画館前で開演待ちをしていた客は若いカップルばかりで、"デート用映画"と割り切るにしてもちょっと異様な光景でした(その「渋谷宝塚劇場」も今は無く、跡地に立ったQ‐FRONTビルにオープンした「渋谷シネフロント」も昨年['10年]閉館した...)。 

学生ロマンス 若き日2.jpgGakusei romansu Wakaki hi.jpg さすがに小津安二郎はダイビング映画までは撮っていませんが、「世相を描く」ことが主眼となっているという点では「青春ロマンス 若き日」にも当て嵌る部分があり(演出はこっちの方がしっかりしていて、昭和初期とは思えないほど現代的)、スキーをする時にパイプを咥えたりベレー帽をかぶるのが流行りだったのか(?)とか、「ゲレンデ交際」という当時の若者風俗を描いていること自体に大いに関心を引かれました(時代期には共に、その後に不況が控えていたという点でも共通するかも)。

学生ロマンス 若き日  1929年 2.bmp 冒頭「都の西北」とあることから、主人公たちは早稲田の学生なのでしょうが(ロケも早稲田キャンパスでやっている模様)、その他にもいろいろと当時の学生の気風や生活ぶりが窺えるのが興味深かったです。まあ、主人公の渡辺は当時としてはかなりの軟派系だとは思いますが(因みに、小津安二郎自身は現役の時に神戸高等商業学校(現在の神戸大学)を受験して失敗、更に1浪後に三重師範学校(現在の三重大学教育学部)を受験してこれも失敗し、大学に行っていない)。

 監督初の長編作品であるためか冗長な部分もあり、コメディとしてはテンポが今一つですが(但し小津映画全体でみればテンポの早い方?)、そうした「映像記録」的な価値を加味して、評価は少しオマケしました。


学生ロマンス 若き日 vhs2.jpg「学生ロマンス 若き日」●制作年:1929年●監督:小津安二郎●脚本:伏見晁●撮影:茂原英雄●原作:伏見晁●時間:103分(完全版109分)●出演:結城一郎/斎藤達雄/松井潤子/飯田蝶子/高松栄子/小藤田正一/大国一郎/坂本武/日守新一/山田房生/笠智衆/小倉繁/一木突破/錦織斌/蜂野豊夫●公開:1929/04●配給:松竹蒲田●最初に観た場所:神保町シアター(10-12-04)(評価:★★★☆)
    
              
私をスキーに連れてって  .jpg私をスキーに連れてって3.jpg「私をスキーに連れてって」●制作年:1987年●監督:馬場康夫●脚本:一色伸幸●撮影:長谷川元吉●音楽:杉山卓夫(挿入歌:松任谷由実/テーマ曲「恋人がサンタクロース」)●原作:ホイチョイ・プロダクション●時間:98分●出演:原田知世/三上博史/ 原田1 私をスキーに連れてって.jpg「私をスキーに連れてって 竹中直人.jpg貴和子/沖田浩之/高橋ひとみ/布施博/鳥越マリ/上田耕一/飛田ゆき乃/小坂一也/竹中直人田中邦衛●公開:1987/11●配給:東宝(評価:★★)
「私をスキーに連れてって」テーマ曲:松任谷由実「恋人がサンタクロース」
  


彼女が水着にきがえたら oda.jpg彼女が水着にきがえたら     .jpg「彼女が水着にきがえたら」●制作年:1989年●監督:馬場康夫●脚本:一色伸幸●撮影:長谷川元吉●音楽:サザンオールスターズ(テーマ曲:「さよなら彼女が水着にきがえたら2.jpg彼女が水着にきがえたら DVD2.jpgベイビー」)●原作:ホイチョイ・プロダクション●時間:98分●出演:原田知世/織田裕二/伊藤かずえ/竹内力/田中美佐子/谷啓/伊武雅刀/安岡力也/坂田明/白竜/今井雅之/佐藤允/玉井美香(叶美香)●公開:1989/06●配給:東宝●最初に観た場所:渋谷宝塚劇場(89-06-11)(評価:★★)彼女が水着にきがえたら [DVD]
 
1975年 渋谷宝塚劇場.jpg渋谷宝塚 峰岸ビル.jpg渋谷シネフロント.jpg渋谷宝塚劇場
宇田川町・峰岸ビル内にオープン。ビル取り壊しに伴い1997年5月30日閉館(跡地にQFRONTビルが建設、1999年12月18日「渋谷シネフロント」開館、都内初となる全席指定席・完全入替制を導入、2010年1月22日閉館)


松任谷由実 菊池寛賞.jpgサザンとユーミン競演.jpg第66回「菊池寛賞」贈呈式での松任谷由実(2018年12月7日・帝国ホテル)Photo by スポニチ 
(受賞理由:1972年、大学在学中の衝撃的なデビュー以来、その高い音楽性と同時代の女性心理を巧みに掬いあげた歌詞は、世代を超えて広くそして長く愛され、日本人の新たな心象風景を作り上げた)

第69回「NHK紅白歌合戦」での松任谷由実とサザンオールスターズ・桑田佳祐(2018年12月31日・NHKホール)Photo by 夕刊フジ
 
 

●小津安二郎フィルモグラフィー
公開年  作品名   製 作   主な出演者
1927年 懺悔の刃 松竹蒲田 吾妻三郎、小川国松、河原侃二、野寺正一、渥美映子 白黒サイレント69分 現存せず
1928年 若人の夢 松竹蒲田 斎藤達雄、吉谷久雄、松井潤子、坂本武、大山健二、笠智衆 白黒サイレント55分 現存せず
1928年 女房紛失 松竹蒲田 斎藤達雄、岡本文子、国島荘一、菅野七郎、坂本武、笠智衆 白黒サイレント54分 現存せず
1928年 カボチヤ 松竹蒲田 斎藤達雄、日夏百合絵、半田日出丸、小桜葉子、坂本武 白黒サイレント42分 現存せず
1928年 引越し夫婦 松竹蒲田 渡辺篤、吉川満子、大国一郎、中川一三 白黒サイレント40分 現存せず
1928年 肉体美 松竹蒲田 斎藤達雄、飯田蝶子、木村健児、大山健二 白黒サイレント54分 現存せず
1929年 宝の山 松竹蒲田 小林十九二、日夏百合絵、青山萬里子、岡本文子 白黒サイレント66分 現存せず
1929年 学生ロマンス 若き日 松竹蒲田 結城一郎、斎藤達雄、松井潤子、飯田蝶子、高松栄子 白黒サイレント 103分
1929年 和製喧嘩友達 松竹蒲田 野田高梧 渡辺篤、吉谷久雄、浪花友子、結城一朗、高松栄子 白黒サイレント77分
1929年 大学は出たけれど 松竹蒲田 高田稔、田中絹代、鈴木歌子、大山健二、日守新一 白黒サイレント70分
1929年 会社員生活 松竹蒲田 斎藤達雄、吉川満子、小藤田正一、加藤精一、青木富夫 白黒サイレント57分 現存せず
1929年 突貫小僧 松竹蒲田 斎藤達雄、青木富夫、坂本武 白黒サイレント38分
1930年 結婚学入門 松竹蒲田 栗島すみ子、斎藤達雄、高田稔、龍田静枝、岡本文子 白黒サイレント71分 現存せず
1930年 朗かに歩め 松竹蒲田 高田稔、川崎弘子、吉谷久雄、伊達里子、坂本武 白黒サイレント98分
1930年 落第はしたけれど 松竹蒲田 斎藤達雄、田中絹代、月田一郎、二葉かほる、笠智衆 白黒サイレント64分
1930年 その夜の妻 松竹蒲田 岡田時彦、八雲恵美子、市村美津子、山本冬郷、斎藤達雄、笠智衆 白黒サイレント65分
1930年 エロ神の怨霊 松竹蒲田 斎藤達雄、星ひかる、伊達里子、月田一郎 白黒サイレント27分 現存せず
1930年 足に触つた幸運 松竹蒲田 斎藤達雄、吉川満子、青木富夫、市村美津子 白黒サイレント74分 現存せず
1930年 お嬢さん 松竹蒲田 栗島すみ子、岡田時彦、斎藤達雄、田中絹代、岡田宗太郎 白黒サイレント135分 現存せず
1931年 淑女と髯 松竹蒲田 岡田時彦、川崎弘子、伊達里子、月田一郎 白黒サイレント74分
1931年 美人哀愁 松竹蒲田 岡田時彦、斎藤達雄、井上雪子、岡田宗太郎 白黒サイレント158分 現存せず
1931年 東京の合唱 松竹蒲田 岡田時彦、八雲恵美子、斎藤達雄、坂本武、菅原秀雄、高峰秀子 白黒サイレント90分
1932年 春は御婦人から 松竹蒲田 城多二郎、斎藤達雄、井上雪子、泉博子、坂本武 白黒サイレント74分 現存せず
1932年 大人の見る繪本 生れてはみたけれど 松竹蒲田 斎藤達雄、吉川満子、菅原秀雄、突貫小僧 白黒サイレント91分
1932年 青春の夢いまいづこ 松竹蒲田 江川宇礼雄、斎藤達雄、田中絹代、大山健二、笠智衆 白黒サイレント91分
1932年 また逢ふ日まで 松竹蒲田 岡田嘉子、岡譲二、奈良真養、川崎弘子、飯田蝶子 白黒音響版 78分 現存せず
1933年 東京の女 松竹蒲田 岡田嘉子、江川宇礼雄、田中絹代、奈良真養 白黒サイレント47分
1933年 非常線の女 松竹蒲田 田中絹代、岡譲二、水久保澄子、三井秀男 白黒サイレント100分
1933年 出来ごころ 松竹蒲田 坂本武、大日方伝、伏見信子、突貫小僧、飯田蝶子 白黒サイレント100分
1934年 母を恋はずや 松竹蒲田 吉川満子、大日方伝、三井秀男、岩田祐吉、奈良真養、加藤清一 白黒サイレント93分
1934年 浮草物語 松竹蒲田 坂本武、八雲理恵子、坪内美子、飯田蝶子、三井秀男、突貫小僧 白黒音響版89分
1935年 箱入娘 松竹蒲田 飯田蝶子、田中絹代、坂本武、突貫小僧、竹内良一、吉川満子 白黒音響版67分 現存せず
1935年 東京の宿 松竹蒲田 坂本武、岡田嘉子、突貫小僧、末松孝行、小嶋和子、飯田蝶子 白黒音響版80分
1936年 大学よいとこ  松竹蒲田 近衛敏明、笠智衆、高杉早苗、小林十九二、大山健二 白黒音響版86分 現存せず
1936年 鏡獅子 国際文化振興会/松竹大船 (記録映画)六代目尾上菊五郎、松永和楓、柏伊三郎 白黒初のトーキー24分
1936年 一人息子 松竹大船 飯田蝶子、日守新一、坪内美子、笠智衆、吉川満子、葉山正雄 白黒トーキー87分
1937年 淑女は何を忘れたか 松竹大船 斎藤達雄、栗島すみ子、桑野通子、佐野周二 白黒75分
1941年 戸田家の兄妹 松竹大船 佐分利信、高峰三枝子、葛城文子、斎藤達雄、吉川満子、三宅邦子 白黒105分
1942年 父ありき 松竹大船 笠智衆、佐野周二、坂本武、水戸光子、津田晴彦、佐分利信、大塚正義 白黒94分
1947年 長屋紳士録 松竹大船 飯田蝶子、青木放屁、河村黎吉、笠智衆、吉川満子、坂本武、高松栄子 白黒71分
1948年 風の中の牝雞 松竹大船 田中絹代、佐野周二、村田知英子、笠智衆、坂本武、高松栄子、三井弘次 白黒84分
1949年 晩春 松竹大船 原節子、笠智衆、月丘夢路、宇佐美淳、杉村春子、三島雅夫、三宅邦子、坪内美子 白黒108分
1950年 宗方姉妹 新東宝 田中絹代、高峰秀子、上原謙、山村聰、堀雄二、高杉早苗、笠智衆、斎藤達雄 白黒112分
1951年 麦秋 松竹大船 原節子、笠智衆、淡島千景、菅井一郎、東山千栄子、三宅邦子、杉村春子、佐野周二 白黒125分
1952年 お茶漬の味 松竹大船 佐分利信、木暮実千代、鶴田浩二、津島恵子、淡島千景、笠智衆、三宅邦子 白黒116分
1953年 東京物語 松竹大船 笠智衆、東山千栄子、原節子、山村聰、杉村春子、三宅邦子、香川京子、東野英治郎、中村伸郎、十朱久雄、大坂志郎、桜むつ子、長岡輝子 白黒136分
1956年 早春 松竹大船 池部良、淡島千景、岸惠子、高橋貞二、中北千枝子、浦辺粂子、笠智衆、山村聰、三宅邦子、加東大介、三井弘次、田浦正二、杉村春子、宮口精二 白黒144分
1957年 東京暮色 松竹大船 原節子、有馬稲子、笠智衆、山田五十鈴、田浦正巳、高橋貞二、中村伸郎、杉村春子、宮口精二、須賀不二夫、信欣三、三好栄子 白黒140分
1958年 彼岸花 松竹大船 佐分利信、田中絹代、山本富士子、有馬稲子、久我美子、佐田啓二、高橋貞二、浪花千栄子、中村伸郎、桑野みゆき、笠智衆 カラー118分
1959年 お早よう 松竹大船 設楽幸嗣、島津雅彦、三宅邦子、笠智衆、佐田啓二、久我美子、杉村春子、高橋とよ、沢村貞子、長岡輝子、東野英治郎 カラー94分
1959年 浮草 大映 中村鴈治郎、京マチ子、若尾文子、川口浩、杉村春子、三井弘次、田中春男、潮万太郎 カラー119分
1960年 秋日和 松竹大船 原節子、司葉子、佐分利信、岡田茉莉子、佐田啓二、中村伸郎、北竜二、桑野みゆき、三宅邦子、沢村貞子、三上真一郎、高橋とよ、桜むつ子、笠智衆、岩下志麻 カラー128分
1961年 小早川家の秋 宝塚映画 中村鴈治郎、原節子、新珠三千代、小林桂樹、司葉子、森繁久彌、浪花千栄子、加東大介、宝田明、団令子、白川由美、山茶花究、藤木悠、杉村春子 カラー103分
1962年 秋刀魚の味 松竹大船 笠智衆、岩下志麻、岡田茉莉子、佐田啓二、東野英治郎、杉村春子、中村伸郎、北竜二、加東大介、吉田輝雄、三宅邦子、高橋とよ、岸田今日子 カラー113分

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