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アスペルガー、AD/HD、LDに分けてエピソードを紹介しているのが良かった。


『毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で』['13年] 沖田×華氏
「もう帰っていい! 」と怒られれば即座に帰宅!? 予定がひとつでも崩れると1日寝込む!? 職場で、自宅で、オフ会で...自身の周りはいつもハプニングの連続!! さまざま発達障害をもつ沖田×華が、大人になってからの自身と発達障害とのかかわり方、失敗談などを描く笑えるコミックエッセイ!(版元口上より)
アスペルガー症候群(AS)、学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)などの発達障害を併せ持つという漫画家・沖田×華(1979年生まれ)氏によるコミックエッセイ。初出は「別冊 本当にあった笑える話」 2011年2月号から2014年6月号にかけてで、2012年6月ぶんか社より単行本刊。以降、シリーズ化され、直近の2021年4月発行の『わいわい毎日やらかしてます。』で第8巻になります。
この〈第1巻〉は、第1章が「アスペルガー編」、第2章が「注意欠陥/多動性障害編」、第3章が「学習障害編」というように分けれていて、その上でそれぞれに関連するエピソードを拾っているので、それぞれの障害の特徴が分かりやすいのがいいと思いました。
著者は、子どもの頃から障害の可能性を持たれながらも見過されて、大人になってそれが2次障害となって現れ、そこで改めて自分の障害のことを知ったようですが、これってよくあるパターンかと思います。障害に特有の「やらかした」ぶりや「生きずらさ」感がよく描かれていたと思います。
病気ではなく発達障害であるため、ちょうど人の性格がそれそれぞれ異なるように人によって障害の現れ方が異なったりするわけですが、それを自分やそれと疑われる他人(けっこう身近にいそう)の例を引いて分かりやすく紹介しています。ちゃんとマンガとして読めるようになっているのもいいと思います。
でも、Amazonのレビューなどを見ると、いいという人も多い一方で、「発達障害だから何でも許されるってもんでもないと思った。全く共感できなかった」「自分にとって不都合なことは全て障害のせいにしている」といったレビューもあり、人によっては抵抗を感じる人もいるのかも。しかしながら、前述の通りシリーズは8巻まで続いてきているので、一定多数の支持は得ているとみていいのではないでしょうか。
個人的には、マンガって少し"毒"があるのがフツ―だと思います。そうでないと面白くないです(だから、賞を取ったマンガより取らなかったマンガの方が面白いことがある)。


結局、この3人の内の最後の人などは、本文中に物理学者・益川敏英氏として登場し、アスペルガー症候群特有のエピソードが紹介されたりもしているのですが、確かに、あの人のノーベル賞受賞会見などを見て、ぴんとくる人はぴんときたのではないかと思います(その意味では、分かりよいと言えば分かりよいのだが...)。









Simon Baron-Cohen
「自閉症は家族に遺伝するか」といった自閉症に関する疑問についての科学的解説や、教育によって何ができるか、自閉症の子どもが大きくなったときどうなるかといった現実問題への対処方法を噛み砕いて説明していて、推薦図書リストや用語集なども付されています。








これを読むと、TVドラマ(母親役は篠原涼子)の方は途中から始まっていることになり(小学校入学の少し前から)、またかなり明るいシーンが多かったような気がします。作者は漫画にはいろいろ制約があるといったことを以前言っており、テレビの場合はなおさらそうでしょう。
わが子との心の繋がりを懸命に模索する母親。光君が初めて母親のことを「ママ」と呼ぶ場面や、さまざまな出来事を経て保育園の卒園式で新たな一歩を踏み出す場面は胸を打ちますが、いずれも作者が取材した事実に基づいているようです。
「光とともに~自閉症児を抱えて~」●演出:佐藤東弥/佐久間紀佳●制作:梅原幹●脚本:水橋文美江●音楽:溝口肇●原作:戸部けいこ●出演:篠原涼子/小林聡美/山口達也/武田真治/鈴木杏樹/井川遥/齋藤隆成/市川実日子/大倉孝二/大城紀代/高橋惠子/渡辺いっけい/金沢碧/福田麻由子/佐藤未来/池谷のぶえ●放映:2004/04~06(全11回)●放送局:日本テレビ








杉山登志郎・静岡大学教授(児童精神科医)


Lorna Wing

Kim Peek/Dustin Hoffman
少し以前に書かれた本ですが、一般向けの自閉症入門書としては読みやすい内容だと思います。映画「
「レインマン」●原題:RAIN MAN●制作年:1988年●制作国:アメリカ●監督:バリー・レヴィンソン●撮影:ジョン・シール●音楽:ハンス・ジマー●原作・脚本:バリー・モロー●時間:133分●出演:ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ/バレリア・ゴリノ/ジェリー・モルデン/ジャック・ マードック/マイケル・D・ロバーツ/ボニー・ハント●日本公開:1989/02●配給:ユナイテッド・アーティスツ●最初に観た場所:新宿グランドヲデオン座(89-04-15) (評価★★★★)