映像の世紀バタフライエフェクト

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映像の世紀バタフライエフェクト」2022年4月4日よりNHK総合で放送

【3284】 ◎ ピーター・チャン(陳可辛) 「ラヴソング」 (96年/香港) (1998/02 BMGジャパン=ビターズ・エンド) ★★★★☆
NHK 総合 2022/05/30「映像の世紀バタフライエフェクト#8―我が心のテレサ・テン」
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台湾出身のテレサ・テンの歌声は世界のチャイニーズの心を震わせ、テレサが一度も足を踏み入れたことのない中国本土にも彼女のカセットテープがあふれた。中国から台湾に亡命した空軍パイロットはテレサとの面会を真っ先に求め、台湾当局もテレサをプロパガンダに利用した。そして、テレサの歌声は天安門広場の民主化デモを支援し、香港の民主化運動でも歌われ続けている。歴史に翻弄されたアジアの歌姫の知られざる物語である。(語り:山根基世)

【2860】 ○ ベッツィ・ウェスト/ジュリー・コーエン 「RBG 最強の85才」 (18年/米) (2019/05 ファインフィルムズ) ★★★★
NHK 総合 2022/07/04 「映像の世紀バタフライエフェクト#12―RBG 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー」
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保守的なヴィクトリア女王の葬儀 | エミリー・デイヴィソンと女性参政権運動 | 第一次世界大戦と女性の地位向上、女性参政権の認定 | アリス・ポール率いる全国女性党 | 入党したアメリア・イアハートの2度の大西洋横断飛行と太平洋横断飛行中の失踪 | ルース・ベイダー・ギンズバーグの連邦最高裁判所判事就任 | ヒラリー・クリントンがガラスの天井に挑んだ2016年アメリカ合衆国大統領選挙とトランプ政権下でのギンズバーグの逝去(語り:山田孝之)

【3284】 ○ メイベル・チャン(張婉婷) 「宋家の三姉妹」 (97年/香港・日本) (1998/11 東宝東和) ★★★★
NHK 総合 2022/08/22「映像の世紀バタフライエフェクト#15―中国 女たちの愛と野望」
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中華人民共和国の建国式典に毛沢東と共に天安門に上る女性がいた。「革命の父」孫文の未亡人・宋慶齢である。中国の権力の攻防の陰にはいつも女性がいた。辛亥革命から権力者を支えてきた宋家の三姉妹、「一人は国を愛し、一人は権力を愛し、一人は富を愛した」と言われた。中国を恐怖に陥れた文化大革命を主導した江青、そのねらいはライバルの女性を失脚させることだった。権力の陰で繰り広げられた女性たちの愛と野望の物語。(語り:山根基世)

【1673】 ◎ ジェフリー・S・ヤング/ウィリアム・L・サイモン (井口耕二:訳)『スティーブ・ジョブズ―偶像復活』 (2005/11 東洋経済新報社) ★★★★★
NHK 総合 2022/12/19「映像の世紀バタフライエフェクト#24―世界を変えた"愚か者"フラーとジョブズ」
#24―世界を変えた
フラーが考案したダイマクションハウスとジオデシック・ドーム | 宇宙船地球号発言 | ヒッピーらに崇められたフラーと『ホールアースカタログ』の売上によるホームブリュー・クラブの設立 | Macintoshの発売とAppleを追われるスティーヴ・ジョブズ | 新たに立ち上げたNeXTでも変わらぬジョブズ | コンピューター会社ピクサー社が制作した映画『ティン・トイ』と『トイ・ストーリー』 | iMac、iPod、iPhoneの発売 | スタンフォード大の卒業式での演説 | フラーに学んだノーマン・フォスターによるアップルの新社屋「宇宙船」(語り:山田孝之)。


【3165】 ◎ 逢坂 冬馬 『同志少女よ、敵を撃て (2021/11 早川書房) ★★★★☆
NHK 総合 2022/12/19「映像の世紀バタフライエフェクト#26―戦場の女たち」
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世界の軍隊で増え続ける女性兵士たち。そのきっかけは第二次世界大戦だった。309人をしとめ、死のエンジェルと呼ばれたソ連の女性狙撃兵リュドミラ・パブリチェンコ。ナチスの急降下爆撃を生み出した天才飛行士ハンナ・ライチュ。ノルマンディー上陸作戦を成功させるため、危険な潜入工作に挑んだスパイたち。彼女たちの命懸けの活躍、そして兵器の進化が、その後の女性兵士を生んでいく。戦場の女性たちの勇気と悲しみの物語。(語り:糸井羊司)

【1425】 ○ ウルリッヒ・エーデル 「クリスチーネ・F」 (81年/西独) (1982/06 日本ヘラルド映画) ★★★☆
NHK 総合 2022/12/30「映像の世紀バタフライエフェクト#27―ロックが壊した冷戦の壁(73分特番)」
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東西冷戦の象徴「ベルリンの壁」を崩壊に導いた、3人のロックシンガーの物語を拡大版で特集。東ドイツで監視社会への怒りを歌った女性歌手ニナ・ハーゲン。ドラッグや同性愛を赤裸々に歌い、チェコスロバキアで大ブームとなった、ルー・リード率いるベルベットアンダーグラウンド。そして西ベルリンから壁の反対側に向けてコンサートを行ったデビッド・ボウイ。自由を叫ぶ3人の音楽は、冷戦の壁を越えて人々の心を揺さぶった。(語り:糸井羊司)

【1815】 ◎ アンソニー・サマーズ (水上峰雄:訳) 『大統領たちが恐れた男―FBI長官フーヴァーの秘密の生涯』 (1995/04 新潮社) ★★★★☆ (○ クリント・イーストウッド 「J・エドガー」 (11年/米) (2012/01 ワーナー・ブラザーズ) ★★★☆)
NHK 総合 2023/03/06 「映像の世紀バタフライエフェクト#32―大統領が恐れたFBI長官」
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リンドバーグ愛児誘拐事件 | フーバーによる科学捜査 | FBIの誕生とフーバーの初代長官就任 | 電話盗聴を行うFBI | トルーマンによるCIAの設立 | 赤狩りの時代 | 公民権運動の弾圧 | レインズ夫妻によるFBI偵察と暴露 | フーバーの国葬 | NSCによる無許可の盗聴(語り:山田孝之)

【3141】 ○ スティーヴン・スピルバーグ 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」 (17年/米) (2018/03 東宝東和) ★★★☆
NHK 総合 2023/05/29「映像の世紀バタフライエフェクト#40―ベトナム戦争 マクナマラの誤謬」
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「マクナマラの誤謬」 | マクナマラによる日本への無差別爆撃進言 | フォード社に入社したマクナマラ | ケネディによるマクナマラの国防長官登用 | ケネディを受け継いだジョンソンのベトナム撤退の白紙化と戦線の拡大 | キルレシオ | テト攻勢 | サイゴン陥落 | ペンタゴン・ペーパーズのリーク | マクナマラとヴォー・グエン・ザップの会談 | 社会学者ヤンケロヴィッチ(語り:糸井羊司)

【3207】 ○ ルネ・クレマン (原作:ラリー・コリンズ/ドミニク・ラピエール) 「パリは燃えているか」 (66年/米・仏) (1966/12 パラマウント映画) ★★★★
NHK 総合 2023/11/27「映像の世紀バタフライエフェクト#52―パリは燃えているか」
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この番組のテーマ音楽「パリは燃えているか」は、ヒトラーが第二次大戦末期に発した言葉に由来する。しかし、パリは燃えなかった。パリを治めるドイツ軍司令官がヒトラーの破壊命令に背いたのだ。ナチス占領下のパリで何があったのか。亡命先から市民に徹底抗戦を呼びかけたドゴール、ドイツの監視の中、創作を続けたピカソ、シャネルはナチスの協力者となった。「パリ燃え」のメロディーに乗せて贈る、パリ百年の不屈の物語。(語り:伊東敏恵)

【2102】 ○ 小林 正樹 「東京裁判 (1983/06 東宝東和) ★★★★
NHK 総合 2024/04/01「映像の世紀バタフライエフェクト#65―映像記録 東京裁判」
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アメリカなど11か国が裁判官と検察官を務めた東京裁判は、日本の戦争指導者の責任を追及する様子を世界に発信するため、照明など撮影に万全の体制を整えた法廷で行われた。被告人25人のうち7人に極刑が言い渡された。傍聴していた作家・川端康成は、「劇的な人間の生と死との分れ目を私は眼前に見て、深く打たれるものがあった」と記している。東条英機、広田弘毅など戦争指導者が裁かれた東京裁判の2年6か月をたどる。(語り:糸井羊司)

【1338】 ○ ギュンター・グラス (高本研一:訳) 『ブリキの太鼓(現代の世界文学)』 (1972/08 集英社) ★★★★
NHK 総合 2024/10/30「映像の世紀バタフライエフェクト#82―ふたつの敗戦国 ドイツ さまよえる人々」
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大戦後、東欧には1500万のドイツ人がいた。ドイツ降伏はその運命を変えた。現地の人々のドイツ人への恨みは暴力となり、住み慣れた土地からは強制追放された。しかしドイツ本国に戻っても彼らの苦しみは終わらなかった。戦争責任を重く受け止める西ドイツでは、彼ら被害者の声はかき消され、東ドイツでは、そもそも語ることが許されなかった。シリーズ「ふたつの敗戦国」、前編はドイツ人の被害者としての側面をみつめる。(語り:糸井羊司)

【229】 ○ 石川 文洋 『カラー版 ベトナム 戦争と平和 (2005/07 岩波新書) ★★★★
NHK 総合 2025/01/27「映像の世紀バタフライエフェクト#90―ベトナム 勝利の代償」
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番組は、アメリカの攻撃で亡くなった父親の棺にすがりつき、泣き叫ぶ少女の映像から始まる。「アメリカが父ちゃんを殺した!銃弾で殺した!」。私たちが知らなかったベトナム戦争の真実の記録である。軍事大国アメリカとの戦争に勝利し、東南アジアの小国ベトナムを独立に導いたのは、英雄ホー・チ・ミンの掲げた「愛国競争運動」。しかし、国土は焦土と化し、300万人以上が犠牲となった。勝利の代償はあまりにも大きかった。(語り:伊東敏恵)

【1911】 ○ ベルナルド・ベルトルッチ 「ラストエンペラー」 (87年/伊・中・英) (1988/01 松竹富士) ★★★☆
NHK 総合 2025/02/03「映像の世紀バタフライエフェクト#91―ラストエンペラー溥儀 財宝と流転の人生」
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20世紀、紫禁城から歴代王朝が蓄えてきた膨大な財宝が流出した。国宝級の名画「清明上河図」など1200点以上の書画を密かに持ち出したのは、最後の皇帝・溥儀だった。日本の傀儡国家・満州国の皇帝となり、終戦後はソ連に抑留、中国に戻され共産党の思想改造を受けた溥儀は、頼る相手を次々と変え、財宝を切り売りして生き延びた。権力に利用され続け、皇帝から一市民になるという数奇な生涯を送った男の流転と孤独の物語。(語り:糸井羊司)


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