【164】 ○ 藤沢 晃治 『「分かりやすい説明」の技術―最強のプレゼンテーション15のルール』 (2002/10 講談社ブルーバックス) ★★★☆

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プレゼン直前にセルフチェック用として使える本。

1「分かりやすい説明」の技術.png「分かりやすい説明」の技術.jpg 分かりやすい説明の技術.jpg 藤沢 晃治.jpg 藤沢 晃治 氏
「分かりやすい説明」の技術』講談社ブルーバックス〔'02年〕

藤沢 晃治no.jpg 著者のブルーバックスにおける「分かりやすい」シリーズ3冊のうちの1冊で、 この本の前後に、『「分かりやすい表現」の技術-意図を正しく伝えるための16のルール』('99年)、『「分かりやすい文章」の技術-読み手を説得する18のテクニック』('04年) がそれぞれ出ています(この他にPHP新書で『理解する技術―情報の本質が分かる』('05年)というのも出している)。

Business man and women clapping their hands after a good presentation.jpg 何れもスラスラ読めて、書いてあることも至極まっとうです。それで、いざ実践場面になると、すでにやっていることはやっているし、分かっていてもできないことはなかなかできない、という感じではないでしょうか。 

 著者はこのブルーバックスのシリーズを書いているときは、まだ"勤め人"だった人で、現場感覚というものがわかっている人が書いているなあという感じがします。

 さらに、このシリーズ3冊の特長は、著書自体が「分かりやすさ」の実践になっていることです。「読み返しチェック」が楽にできます。そうした意味では、プレゼンテーションをテーマとした本書「説明の技術」が、プレゼン直前の時間の無いときの自己チェック用として最も使えると思いました。
 
 プレゼンテーションの準備って、時間が無いときほど、ついコンテンツの修正に最後にまでかかりきりになり、こうしたわかりきっているはずの〈説明〉の技術についての基本事項がおろそかになりがちですから。

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