〔50〕 従来制度からの移行事例①-確定拠出年金と前払い退職金の選択パターン

〔50〕 従来制度からの移行事例①-確定拠出年金と前払い退職金の選択パターン


● 確定拠出年金(日本版401k)の導入に際して発生する「前払い」

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 大手企業など先行企業では、退職給付制度(退職一時金・税制適格年金・厚生年金基金など)の改廃と、それに伴う確定拠出年金(日本版401k)の導入に際して、移行時点までの過去分が移行限度額を超える場合に超過分を一時金で支給したり、移行後の拠出金が非課税限度額を超過する場合に、超過分を毎月の給与に上乗せするなどのかたちでの「前払い」が一般的に行われています。


● 確定拠出年金(日本版401k)と前払い退職金の選択パターン

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将来分を含め「全額前払い」を選択できる制度
を併せて導入するケースも見られます。(図参照)

 確定拠出年金は、原則として60歳にならなければ受給できないため、選択肢としての「前払い制度」を設けることで、社員の多様なニーズに応えようとするものと言えます。

次項⇒〔51〕 従来制度からの移行事例②-基金を脱退し、完全前払いに移行した事例


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This page contains a single entry by wada published on 2006年6月11日 00:09.

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