〔10〕 役割給「基本モデル」の設計①-役割等級へ仮格付けし、仮役割給を分析する

〔10〕 役割給「基本モデル」の設計①-役割等級へ仮格付けし、仮役割給を分析する


● その役割に対して会社が支払う賃金の基準額を決める 

 役割給の「基本モデル」を設計するということは、その役割に対して会社が支払う賃金の基準額を決めるということです。そのステップとしては、次の3段階があります。


● Step1.役割等級へ仮格付け

 個々の社員を役割等級へ仮格付けします。
 その方法には次の3タイプがあります。

 ・Type1.新基本給でスライドする

 ・Type2.役割基準書に照らし新等級に格付けする

 ・Type3.役職、年齢等の組み合わせで格付けする
   (例) M1...部長クラス   
       M2...課長クラス
       M3...主任クラス
       S1...46歳以上の熟練職
       S2...34歳‐45歳の専門職 
       J1...26歳‐33歳の一般職
       J2...大卒3年未満の一般職
       J3...短大卒5年未満の一般職

 現実には、1つのタイプのみで納得のいく格付けがなされることは少なく、Type1〜Type3のうち2つ以上を組み合わせてシミュレーションするかたちになります。


● Step2.役割等級ごとの仮役割給の分析

 続いて、役割等級ごとの対象者の仮役割給の分布状況を分析します。
     55-10-1grf400.gif


次項⇒〔11〕 役割給「基本モデル」の設計②-その役割に対して支払う賃金の基準額を決める


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This page contains a single entry by wada published on 2006年6月11日 01:11.

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