〔05〕 役割等級の設定①-「自社適合イメージ」を持って等級区分・職群区分をする

〔05〕 役割等級の設定①-「自社適合イメージ」を持って等級区分・職群区分をする


● 「役割等級」の設定例

 役割等級の設定例を見てみます。事例は共に社員数100人前後の中小企業です。

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①はコース別採用を実施しているサービス業の会社の等級区分例です。
 この会社では「接客サービス」が業務の重要な部分を占め、それいついての知識・スキルレベルは、保有資格などで明確に区分できるため、一般職群の中でも該当する職群の等級区分は細分化されています。

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②は、ソフトウエアの販売・開発会社の例です。
 「専任職制度」(エキスパート職)を設けていますが、それとは別に、企業力の重要な支えとなるSE(システムエンジニア)を「スペシャリスト職群」と位置づけています。
更にの通り、社員数に占める比率も高いこれらSEの、役割レベルごとの概要と役割等級の対応関係を定めています。

 このように、会社の業務・業態によってあるべき役割等級設定は異なってくるので、 自社に最も適合した等級区分のイメージをしっかり持つことが、等級設定のポイントになります。

図3.gif


次項⇒〔06〕 役割等級の設定②-「役割等級基準」を作成する


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This page contains a single entry by wada published on 2006年6月11日 01:14.

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