【2305】 ○ 森 俊憲 『人生を変える筋トレ (2012/12 洋泉社新書y) ★★★☆ (○ 森 俊憲 『もっと人生を変える筋トレ (2014/06 洋泉社新書y) ★★★☆)

「●筋トレ」の インデックッスへ Prev|NEXT ⇒ 【2307】 坂詰 真二 『20歳若返る筋トレ

手軽に自宅でできるトレーニング。写真が豊富で分かり易い。

人生を変える筋トレ.jpg人生を変える筋トレ (新書y)』['12年] もっと人生を変える筋トレ (新書y).jpgもっと人生を変える筋トレ (新書y)』['14年]

 新書ですが、読み物としての文章だけでなく、写真や図解も多く取り入れています。「人生を変える」というのはやや大袈裟な気もしますが、「さあ、これから始めよう」という人たちの気持ちには呼応するのかもしれません。

 文章の部分は啓発と理論のバランスはほどよく、写真は豊富で分かり易いです。ただ、コレ見て分かりますが、ストレッチや自重を使った運動、有酸素運動を含め「自宅(でできる)トレーニング」が中心であり、著者自身も本書が刊行された際に自身のブログで、「判型からしても、メインターゲットはビジネスパーソンになるだろうと考え、スキマ時間を活用して自宅で手軽にできる自重トレーニング種目はもちろん、 ストレッチや有酸素効果の高いトレーニングになどもふんだんに紹介しています」と書いています。

 であれば、「自宅トレーニング」とか「自宅でできる」とか、どこかサブタイトルにでもあった方が分かり良い気もしますが、まあ、それは、ぱらぱらとめくって見れば、マシンを使った写真は出てこないので、大体の方向性は分かるだろうということなのでしょう。

 一般論で言えば、著者の言うように手軽に出来るものばかりでハードルはそう高くないけれど、ジムに行って気持ちを切り替えてマシントレーニングなどをする方が向いているという人にとっては、逆に自宅トレーニングの方がハードルが高かったり、継続することが難しかったりすることもあるのではないでしょうか。ただ、別に自宅でなくとも、同じことをジムのマットレスなどでやってもいいわけです(そうした意味も含めて、敢えてタイトルでは「自宅トレーニング」と謳わなかったのか)。

 '14年に続編『もっと人生を変える筋トレ』が出ました。正編が、第6章に "「筋トレ」で人生を変えた男たち"といった読み物があったりしたのに比べると、そうした章は無くなって、紹介しているトレーニングの種類を32種類から42種類に増やしており、より、実践・実用的になったという感じでしょうか(よりマニュアル的)。どちらから読んでも、どちらか一方だけ読んでも別に全く問題ないと思います。

Categories

Pages

Powered by Movable Type 6.1.1